浜松にもあった「お台場」

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先日、東京の品川台場跡に行ってみたという記事をご紹介しました。

これがホントのお台場です!

台場は外敵から国土を守るために(砲台を設置する目的で)幕末に全国各地に造られました。

今回は、浜松市内にも「台場」があったことをご紹介します。

米津台場跡

浜松にもあった「お台場」

今は看板が残るのみですが、なんとここに高さ25メートル超、前面が石積みの台場があったそうです。

1855年に幕府の命令で、浜松藩と地域の住民によって築造されました。

3基あったうちの1つの跡が残っていますが、丘みたいなものがあるだけで構造物らしきはありません。

浜松のお台場(跡)

その痕跡はまったく見られませんが、あれから150年以上たった現在は防潮堤がそびえています。

浜松にもあった「お台場」

防潮堤の高さは約15メートルなので、台場を残してコラボしたらおもしろい構造になったかも!?(強度には問題あるかもですが)


ところで、この米津台場で使われたという砲弾に関する写真を生徒さんが撮ってきてくれたのを思い出しました。

浜松にもあった「お台場」

もう15年以上も前の写真になりますが、きれいな状態で残っていました。

この当時、この砲弾は新津小学校に保管されていると聞きました。

新津小学校に通っていた私は見た記憶がなかったのですが、どうやら浜松城や市立博物館などを転々として、再び新津小にやってきたらしいのです。

ちなみにこれはテスト用に作られたらしいのですが、全然飛ばなかったらしい・・・(笑)

なお、花こう岩でできた石の塊なので爆発する危険はありません。


新津小・新津中学校の校歌には「お台場」ということばが登場します。

東京のあの人工島が世に知られることになったときに、どっかで聞いたことのある名前だな・・・と思っていました。


こんな歴史的背景もあるから、町内の海岸は市内で発見される不発弾の処理地になっちゃったのでしょうか?




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この記事へのコメント
浜松にお台場が・・・興味津々
早速見に行こう!
Posted by yotayotayotayota at 2024年02月17日 22:33
> yotayota さま

東京のような形が残ったお台場跡ではないので

くれぐれも大きな期待をせずにお出かけくださいませ。

場所もちょっとわかりにくいですが、国道1号から防潮堤の間くらいです。
Posted by ももよろず店長ももよろず店長 at 2024年02月18日 16:16
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浜松にもあった「お台場」
    コメント(2)