犀ヶ崖資料館

カテゴリー │お城・史跡

大河ドラマ『江~姫たちの戦国~』は
いよいよ秀忠が出陣という盛り上がりを見せていますが、
私は、徳川家康のたどった市内の足跡をゆっくりたどっています。

北大路欣也さんが演じる家康がシブすぎてハート
勝手に家康を美化してしまっていますが(笑)

先日小学生の甥から、校外学習で
浜松城など地元の史跡をたどる中で訪ねた話を聞き
犀ヶ崖(さいががけ)資料館のことが気になっていました。

私たちの時代には、歴史より産業・・・という傾向だったようで
あまり徳川のことは勉強した記憶がありません。
(私自身が歴史にまったく興味がなかっただけかも汗

浜松城から1キロほどのところにある犀ヶ崖資料館は
小さなお寺のお堂のような建物です。
何度も通っている道なのに、その存在を知りませんでした。
犀ヶ崖資料館

入口には遠州大念仏団本部の看板も掲げられています。
入館は無料で、駐車場もありますにっこり

ここには、徳川家康の生涯最大の負け戦といわれた
三方ヶ原の合戦遠州大念仏の資料が
展示されています。

中央の地形図のある映像コーナーでは
浜松出身の講談師・田辺一邑さんの語りで
三方ヶ原の合戦の様子を見ることができます。
犀ヶ崖資料館
名調子で、わかりやすい解説でした。
資料館は小さいのに、なかなかナイスな演出ですナイス

軍勢も戦略も勝っていた武田軍から
命からがら浜松城に逃げかえった家康は
その夜、武田軍に夜襲をかけました。
この地、犀ヶ崖では地理に詳しくない武田軍の兵士が
崖に転落して命を落としたのです。

建物のすぐ裏手に崖があります。
犀ヶ崖資料館

かろうじて浜松城は落とされずにすんだのですが
ここで負けていたら江戸幕府はあり得ませんでした。
どんな歴史になっていたんだろうと思います。

その後、この崖付近で奇怪な出来事がおこるため
戦いで亡くなった霊を慰めるために
家康が僧侶を招いて供養したのが遠州大念仏のはじまりです。

現在も浜松の北部を中心に行われているお盆行事です。
犀ヶ崖資料館
衣装や鳴り物などが展示されています。

浜松まつりの凧揚げもそうですが
浜松には、徳川家康にまつわる史跡、伝統行事が数多くあります。

ところで、徳川家康といえば
最近浜松市内には出世大名・家康くんというゆるキャラが誕生。

ちょんまげはうなぎ、袴はピアノの鍵盤柄
家紋はみかん・・・と名物総出演のお姿ですが
ホンモノになかなかお目にかかることができません

花浜松市・犀ヶ崖資料館
http://www.city.hamamatsu.shizuoka.jp/lifeindex/enjoy/culture_art/saigagake/saigagake.html
花出世大名・家康くん(浜松市シティプロモーションのブログ)
http://hamamatsunogenki.hamazo.tv/e2509738.html
花スカイツリーゆるキャラ・おしなりくんとの共演
http://oshinari.blog107.fc2.com/blog-entry-162.html

【ももよろず日記関連記事】
鉛筆浜松城へ
http://momoyorozu.hamazo.tv/e2836402.html
鉛筆重要文化財・中村家住宅
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