ももよろず日記

大河ドラマ『江~姫たちの戦国』が
徳川の時代に進むにつれ
今まで見向きもしなかった地元の徳川関連の
史跡に興味を持つようになりました。

浜松市西区雄踏町にある
国の重要文化財となっている中村家住宅です。

雄踏町の住宅街の中にひっそりたたずんでいます。
ちょっと懐かしい感じのする茅葺屋根の住宅。

10年ほど前から2年ほどかけて解体修理が行われ
当時の姿に復元されました。

こちらが入口です。

中村家は、源範頼の末裔の領主で
徳川家康が遠江に入国した時に船を出して迎えるなど仕えました。
その後も徳川の奉行や代官を勤める家柄でした。


裏庭には、井戸や蔵も残っています。

なぜ、この屋敷が徳川にゆかりがあるかといえば･･･

家康の二男・於義丸（のちの結城秀康）が生まれた場所だから。
三男の秀忠とは異母兄弟にあたります。
家康の側室であったお万の方がこの屋敷で出産しています。


胞衣（えな）を埋めた胞衣塚が敷地内にあり、
家康のお手植えと伝えられる梅もあります。

ドラマの中では、秀康役を前田健さんが演じましたが
（豊臣家の養子に出され）存在感があまりなかったような・・・

でも、それは歴史上も秀康が冷遇されていたということを
表現していたようです。
本来なら、長男・信康亡き後を継ぐのは二男なのでしょうが
家康がえらんだのは、三男の秀忠です。
ドラマでは、
最初はこの親子もあまり良好な関係ではありませんでしたね。

建物内の展示物は少なめでした


秀康は、のちに福井城（北ノ庄城の跡）初代藩主となります。
今年の大河は、訪ねたくなる地が多すぎて大変だ～

見学料は大人200円ですが
訪ねた日は偶然にも「県民の日」で無料になっていました

中村家住宅
http://www.city.hamamatsu.shizuoka.jp/square/intro/bunkazai/shitei/yuto/yuto/nakamurake.html
浜松市・家康の散歩道
http://www.hamamatsu-navi.jp/shiro/stroll/index.html

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