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Amazon偽メール「お客様のamazonプライム会員資格は、〇〇/〇〇/〇〇に更新を迎えます。」

カテゴリー │【偽メール・詐欺サイト】に注意!

Amazonをかたるフィッシングメールです。

迷惑メールフォルダーに振り分けられていましたが、受信トレイに戻し再現してみました。

Amazon偽メール「お客様のamazonプライム会員資格は、〇〇/〇〇/〇〇に更新を迎えます。」


着信日時:2019/9/1 4:33

差出人:Amazon.co.jp 

(差出人アドレス) 上記画像のアドレス

件名:お客様のamazonプライム会員資格は、2019/9/11に更新を迎えます。


内容:(冒頭抜粋)
-----------------------------------------------------------------------------

Amazonプライムをご利用頂きありがとうございます。お客様のAmazonプライム会員資格は、2019/09/11に更新を迎えます。お調べしたところ、会費のお支払いに使用できる有効なクレジットカードがアカウントに登録されていません。クレジットカード情報の更新、新しいクレジットカードの追加については以下の手続きをご確認ください。

(中略)

Amazonプライムを継続してご利用いただくために、会費のお支払いにご指定いただいたクレジットカードが使用できない場合は、アカウントに登録されている別のクレジットカードに会費を請求させて頂きます。会費の請求が出来ない場合は、お客様のAmazonプライム会員資格は失効し、特典をご利用できなくなります。

Amazon.co.jpカスタマーサービス



-----------------------------------------------------------------------------------

このメールの内容は、日本語もきちんとしています(ホンモノのメールを引用しているのでしょうか?)

また、メール上部には
「このメッセージは”重要度・高”で送信されました。」 のフラッグがつけてあります。

こんなものは、いくらでも設定は変えられるのでまったく信用できるものではありませんけど・・・


ただ、本来は迷惑メールフォルダーに振り分けられていたため画像イメージが完全に崩れていました。
もちろんリンクもブロックされています。
Amazon偽メール「お客様のamazonプライム会員資格は、〇〇/〇〇/〇〇に更新を迎えます。」

この状態なら偽メールとすぐに気づきますし、そもそも迷惑メールフォルダ開けないですよ、ね?


私は実験のためにこれをあえて、受信トレイに戻してみました。

すると、第一次的にはやはり画像はダウンロードされずロゴなども表示されません。
Amazon偽メール「お客様のamazonプライム会員資格は、〇〇/〇〇/〇〇に更新を迎えます。」

現在は、Outlookなどパソコンのメールソフトでは、その内容を問わず標準設定で画像を表示しないことになっています。
どうしても必要な場合だけ上部のメッセージをクリックして画像を表示させます。

とはいえ、ロゴがなくても文面で「Amazonから届いたメールかも・・・」と思わせるような内容になっています。


さらにリンクをクリックしてみると、(←みなさまは真似しないでください)

Microsoftの標準セキュリティ機能(Windows Defender)にブロックされました。
Amazon偽メール「お客様のamazonプライム会員資格は、〇〇/〇〇/〇〇に更新を迎えます。」

さらにウイルスバスターにもブロックされながら最終的にここにたどりつきました。
Amazon偽メール「お客様のamazonプライム会員資格は、〇〇/〇〇/〇〇に更新を迎えます。」

もちろん偽ログイン画面です。画面下のAmazonの表記にスペルミスがいつくかあります。


Amazonはこの手のフィッシングは多彩なバリエーションがありますが、今回私が気になったのは”二重被害者”が出るのでは?ということ。

というのも、そもそもこのAmazonプライムという制度自体が詐欺まがいの誘導をしているからです。

Amazonで買い物をして決済直前の画面に進むとこんな表示になります。
Amazon偽メール「お客様のamazonプライム会員資格は、〇〇/〇〇/〇〇に更新を迎えます。」

わかりますか? 何も考えずに「次に進む(試す)」をクリックするとプライム会員のお試しに登録されてしまいます。
左の小さな青い文字のところがプライム会員登録を避けるリンクです。

このお試しは、30日間のお試し期間後に自分で解約しないと、そのまま毎月の会費(500円)をカードなど登録された決済手段で勝手に引き落としていくのです。

「入会したつもりはまったくないのに、変な会費が引かれている」・・・という報告を何件か聞き問い合わせたこともあります。

以前はいきなり1年分引き落とされたので(3900円くらいでした)、年度途中に解約できるのか問い合わせてみたらあっさり解約でき、返金もありました。

「不慣れな人は普通に操作したつもりでひっかかっちゃいますよね?」「これって詐欺みたいなもんですよね?」と言ってみても、まったく悪びれる様子もなく、会社公認の詐欺的商法だなと思いました。

それ以来、Amazonはほとんど利用しなくなったのは言うまでもありません。

なお、当時こんな表記があったのか記憶があいまいですが、画面の下に小さな字で注意事項が記されていました。

Amazonプライムに登録することにより、お客様は、 Amazonプライム会員規約 及び、30日間の無料体験期間後に、当サイトがお客様の登録されたデフォルトの支払手段又は、お客様が登録された別の支払い手段に対して月間 ¥ 500 のプライム会費を請求することに同意されます。お客様のプライム会員登録は、キャンセルされるまで毎月自動で更新し、毎月、会費が適用されます。


まあ、私の年代ではパソコンですら小さくて読みにくいサイズなのに、これがスマホともなればまず読めません(泣)



この ”公式”プライム会員詐欺の被害にあった方が、先述のメールを見たら「またカードから引き落としされるのかもしれない。阻止しなければ!」と焦ってメールリンクをたどってログインしたら・・・最悪なことですね。

「泣きっ面に蜂」「弱り目に祟り目」「踏んだり蹴ったり」・・・このへんで止めておきますけど。

もちろん偽メールはAmazonの仕業ではないと思いますが、Amazonが平然と詐欺のような会員誘導をして商売している限りは、Amazon会員を狙ったフィッシングメールはますます増長していくのでは、と心配でなりません。

ご注意ください。





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