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信州歴史旅2~松代大本営~

カテゴリー │国内旅行

信州歴史旅つづきです。

今回、松代行きを決めた大きな目的が
こちらの見学でした。

松代大本営
正式には、
松代大本営予定地跡(象山地下壕)

ここは、第2次世界大戦も末期の頃
敗戦の色が濃くなってきたところに
日本政府の中枢機関と天皇陛下を
安全な場所に移そうという
計画のもとで
掘られた地下壕です。
もちろん極秘に進められたものです。

昭和19年11月からわずか9ヶ月
碁盤の目のように複数の坑道が掘られ
総延長は約6キロ
そのうち500mほどが現在公開されています。

駐車場から徒歩10分弱の道沿いは
武家屋敷風の街並みが整備され
その先ものどかな雰囲気だったのですが・・・
信州歴史旅2~松代大本営~

地下壕に到着すると、受付でどこから来ているかを尋ねられます。
入場無料で、パンフレットもいただけます)

信州歴史旅2~松代大本営~
入口にある地下壕内の鳥瞰図

そして、ヘルメット着用でいざ出発。
信州歴史旅2~松代大本営~
信州歴史旅2~松代大本営~
一見、石見銀山のような雰囲気です

ボランティアガイドさんもいらっしゃいますが
説明全体に1時間ほどかかるとのことで
(時間に余裕がないため)
残念ながらご案内を辞退してしまいました(T_T)

信州歴史旅2~松代大本営~
入口は少し低く、ちょっぴり緊張

伏見稲荷の千本鳥居のような!?赤いものは
内部を補強するための鉄骨です。
信州歴史旅2~松代大本営~

一見、鉱山や鍾乳洞かに見えますが
人が住み、ここで日本を動かそうとした地下壕です。
信州歴史旅2~松代大本営~

かつては、部屋も一部できていたそうですが、
終戦時には未完成で使われることはありませんでした。、

削岩の道具が突き刺さったままの場所もあります。
信州歴史旅2~松代大本営~

かなり奥まで進んだかと思いましたが
まだ半分足らずのところのようでした。
信州歴史旅2~松代大本営~
しかし、見学者も比較的少なく
この先まで進むのは怖いので戻ることにしました。

そして、隣接する施設に向います。
もうひとつの歴史館・松代
信州歴史旅2~松代大本営~
こちらは有料(200円)ですが
係の方がていねいに解説してくださいます。

工事に使われた道具の展示の他
この地下壕が掘られた背景を知ることができます。

そこには多くの朝鮮人労働者の力と犠牲がありました。
さらに、工事にともない設けられた「慰安所」を
伝える施設としての役割も果たしています。

地下壕を見ただけではわからない
悲しい歴史をここで知ることができます。

また、この近くにはもう2つ地下壕があり
そのうちの1つ舞鶴山地下壕
(現在・気象庁精密地震観測室)には
天皇御座所といわれる部屋も残っていて
見学ができるそうです。

しかし、このような施設を造ることを考えるくらい
切羽詰っていたなら
なぜ、その時点で終戦にできなかったのでしょう。
広島、長崎の原爆も沖縄の悲劇もなかったでしょう。
改めて戦争の愚かさを考えることとなりました。

そして、時代は変われど
お国のエライ人たちの考えは国民そっちのけ。
「自分たちさえよければ」なんだなぁ~と
つくづく感じてしまうのでした(苦笑)

すべてを見てまわることはできませんでしたが
戦国時代から昭和にいたるまで
深い歴史を持つ松代、またじっくり訪ねてみたい町です。

花松代大本営のサイト
http://www.matsushiro.org/index.html
花信州松代観光情報
http://www.matsushiro-year.jp/

松代を後に、再び戦国へカムバック。
もうひとつの「真田」の舞台へ。

続きます。

鉛筆信州歴史旅3~上田城~
http://momoyorozu.hamazo.tv/e3664454.html


【ももよろず日記関連記事】
鉛筆信州歴史旅1~松代城~
http://momoyorozu.hamazo.tv/e3662076.html



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