大分みやげ「謎のとり天せんべい」

ももよろず店長

2021年11月15日 23:44

これ、決してウケを狙ったおみやげではありません。

謎のとり天せんべい


おみやげリサーチしていたら、けっこうまじめなランキングで紹介されていました。



そもそも大分の郷土料理である とり天とは何?

「鶏肉の天ぷらじゃん」と普通は思いますが、大分県の人に言わせると

「とり肉の天ぷら」と「とり天」は違うものなんですって。

下味をしっかりつけて溶き卵に小麦粉などを加えた衣をつけて揚げるのがとり天。

家庭によっては普通の天ぷらでも下味付ける具材もありますから・・・ちょっとわかりにくいですが。

こちらは別府のお宿で出していただいたとり天



揚げたてで衣がサクサク、お肉はジューシーで何もつけずにおいしくいただきました。


ちなみに鶏の唐揚げも大分県では有名ですが、こちらは溶き卵なしの粉系をまぶして揚げたもの



普段はあまり天ぷらは好んで食べないのですが、このとり天に関してはから揚げより断然美味しい!

ちなみに、宮崎~大分を旅すると、なんだかんだと鶏肉ばかり食べることになります(笑)


話を戻して・・・とり天はおいしいのですがさすがに飛行機でお持ち帰りできません。

というわけで、この雰囲気を味わってもらうためにおせんべいになってしまったというわけです。

庶民の味の駄菓子感覚のうすやきのおせんべい。



炭酸煎餅のような食感で、とり天かと言われてもよくわかりませんが、後味がしっかり口に残ります

これは、ビールにピッタリな味ですね。

まあ、大分県に行くことがあれば、ぜひ本物のとり天を味わっていただきたいと思います。


このネーミングは、全国の人に「とり天って何?」と聞かれる大分県民の気持ちを表したものだ、ということなんでしょうかね。

大分県の人たちはとり天が全国区だと思って疑わないそうです。

まあ、静岡県民の「はんぺんといえば黒いのが普通じゃないの?」「えっ、それって静岡だけ?」のようなものかと。


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