先日ニュース知り気になっていた展覧会に行ってきました。
倉本聰 点描画展 ~森のささやき・樹の香り~
脚本家の倉本聰さんは、
「北の国から」の他、北海道を舞台にしたテレビドラマや映画を手掛けています。
ご自身も40以上前に東京から富良野に移住し、富良野塾という劇団を主宰しておられます。
私はリアルタイムではないものの「北の国から」のスペシャル版ではまってからのファン。
2001年にはドラマの舞台が見たくて富良野まで行ってしまいました(^^;)
最近では、老人ホームをドラマにした「やすらぎの郷」も話題になりました。
こちらは、中島みゆきさんが主題歌他を手掛けていたこともあって、もちろん(録画で)見ました。
その倉本さんの展覧会が磐田で開かれています。
なぜ磐田で?脚本家なのに絵も描けるの?と不思議に思ったのですが、長年磐田市で富良野塾の舞台を開催している縁から実現したそうです。
2階のフロアに上がると紹介映像が用意されています。
展示室内は撮影禁止ですので写真はありませんが・・・
点描画は主にボールペンを使い、点の密度によって濃淡を表しています。
20年ほどこのような作品に取り組んでいるそうで、脚本を書くことに疲れた時に、森に入って絵を描くことに集中するのだそうです。
作品には、短い詩(メッセージ)が添えられているのも興味深いところです。
(ミュージアムショップで購入したポストカード)
動物や自然たちから人間へのメッセージあり、生きざまについてハッと気づかされるものあり・・・
イラストは60点ほどあり、四季の流れに沿って木々や動物が点描画が描かれています。
北海道の自然に包まれるような優しいタッチの絵が多く、とても癒されます。
香りの博物館らしく、四季の香りの演出もありますよ。
そして、ドラマファンにはうれしい展示コーナーも。
「北の国から」の衣装や小道具、台本などドラマを見ていた方なら「おぉ~」というものばかり。
興味深いのは、倉本聰さんの脚本づくりの必殺ツールともいわれる登場人物の年表。
これは、「やすらぎの郷」の劇中にも登場しました。
元脚本家という設定で主人公・菊村栄を演じていた石坂浩二さんが、脚本を書くときに登場人物の年表を作成するシーンがありました。あの人物こそが倉本さんをモデルにしていて、実際に行っている手法だそうです。
その実物が見られて感動でした。
「北の国から」の主題歌、さだまさしさんによる「あ~あ~♪ あああああ~あ♪」という歌詞のないあの名曲の楽譜も展示されていました。
願わくば、「やすらぎの郷」の音楽担当の中島みゆきさんのエピソードかあればよかったな~
脚本家 倉本聰さんの仕事の”舞台裏”と、自然の中での画家という”別の顔”を見せていただける貴重な機会でした。
ミュージアムショップにはこの展覧会やドラマ関連のオリジナル商品も揃っています。
展覧会は2021年1月17日まで開催されているのでぜひ。
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