古都の春旅1～法隆寺～

今年の春旅は、ずっと行きたかった
奈良・法隆寺へ。

中学校の修学旅行以来ン十年ぶりです。
当時は「一万円札の聖徳太子のお寺」というくらいしか
認識がありませんてした。

それが
五重塔がスカイツリーの建築構造の
ヒントになったということを知ってから
かなり「会いたい」存在だったのです。
建築工学はさっぱりわかりませんが
このハイテク時代に、1300年以上も前の技術が
応用されるなんて、神秘的にさえ思うのです。

五重塔は他にもありますが
世界最古の木造建築が法隆寺なのです。
そう、スカイツリーのご先祖さまなんです！

そして、日本で最初に世界文化遺産に
指定されたのもこの法隆寺。

私の大好物だらけ(笑)のお寺です。

なのに、法隆寺は奈良駅からも少し離れていて
足を伸ばせそうで、なかなか行けないところでした。


中門の外からちらりと姿を見せた五重塔。

すでにテンション上がり気味な私ですが
拝観料を（大人1000円）を払って入ったその瞬間
感動的な風景が

美しすぎます

桜まで彩りを添えて

高さこそ、京都の東寺、奈良の興福寺の五重塔には
負けてしまいますが、この風格は最古ゆえのものでしょう。
重厚感といい、歴史を感じさせるオーラがあり
今まで見てきた寺院とは別格の風情があります。

塔の中にも仏像などがあり、見ることができます。

でも、スカイツリー制震のヒントになった「心柱」は
見つけられませんでしたけど

この西院伽藍（さいいんがらん）といわれるエリアには
飛鳥時代の文化を残す金堂などがあります。

まわりは修学旅行生だらけでした。

こちらは、御朱印をいただける聖霊院。
お寺の御朱印帳もデビューです。


続いて、
百済（くだら）観音像や玉虫厨子（たまむしのずし）など
国宝満載の大宝蔵院へ。

価値がすごすぎて、めまいがしそう

さらに東院伽藍へ向かいます。
境内は大変広く、
ぐるりと見てまわると1～2時間は必要です。

土塀沿いには桜が5～7分咲きといった感じです。

こちらも国宝の夢殿（ゆめどの）。
聖徳太子を供養するために建てられたそうです。
内部の観音様は、年に数日特別公開があります。


さらにお隣にある中宮寺へ。

こちらは小さなお寺ですが
由来は、聖徳太子が母のために建立したものです。

普段は、奈良国立博物館に展示されているという
国宝の天寿国曼荼羅繍帳というものが
現在1ヶ月ほど返還されていて、実物を見られました。

博物館と違い、本堂内では座って
至近距離で見られるというのが驚きです。
ここは下調べほとんどなしで行ったのをちょっぴり後悔

法隆寺
http://www.horyuji.or.jp/
中宮寺
http://www.chuguji.jp/

春旅は始まったばかりでしたが
国宝級のすごいものばかりを見てしまい
すでに脳が「満腹」になりそうな勢いで向かったのは、
これまた国宝級の仏像が並ぶ興福寺でした。

つづく