新燃岳と高千穂河原
数日前から大規模な噴火を続ける霧島連山の新燃岳(しんもえだけ)
テレビの映像を見ているだけでも恐ろしくなる
噴煙と降り落ちる灰や溶岩。
現地の方々の心情は計り知れないものがありますが
自然の脅威に平伏すしかない人間の無力さを感じます。
そんな中で旅の話とは不謹慎かもしれませんが
2007年11月に訪れた
高千穂河原(たかちほがわら)について
この場所を知ったのは霧島の観光案内所。
レンタカーで鹿児島に行く道中の見どころを聞くと
ここをお薦めされました。
高千穂峡(こちらは宮崎県北部)は知っていましたが
初めて聞く名前に??
河原といっても近くに川はありません。
日本神話の天孫降臨の地ともいわれ
かつては、
霧島神宮があった場所です。
その後、度重なる火山噴火により霧島神宮は現在の地へ移設
霧島連山の登山口でもあり、
坂本龍馬とお龍も訪れたといわれる高千穂峰(たかちほのみね)や
今回噴火した新燃岳などへ通じています。
鳥居の奥にそびえるのは高千穂峰
鳥居が建つ古宮址(ふるみやあと)では
毎年11月10日天孫降臨御神火祭が開催されます。
穏やかな時に見た霧島連山は
何か神秘的なものを感じさえしました。
俗にいう、これが私にとっては
人生初の
パワースポットと思える場所。
そんな神々しい場所に
1日も早く平穏が戻るよう願いたいと思います。
高千穂河原ビジターセンター
http://www4.synapse.ne.jp/visitor/
(2011.1.29現在、休館となっています)
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