浜北の風車(かざぐるま)
恒例のカレンダー9月~10月分を
M様が作成して持ってきてくださいました。
そして一緒に持ってきてくださったのは、
カレンダーにも取り込まれた浜北の風車。
「
ふうしゃ」ではなくて、「
かざぐるま」です
同じ漢字なのに、
ふうしゃは大きい建造物(私の得意分野)
かざぐるまは、ちっちゃくてかわいいイメージ。
読み方でまったく違うものになります。
この風車、浜北の松下定男さんという方の作品。
以下、
浜松独楽(こま)の会のホームページを参考にさせていただきました。
浜北風車の発祥は天龍川の堤防を守る為に作られた
蛇籠(じゃかご)の編み方が、
風車作りに応用されたといわれています。
蛇籠は、粗く編んだ籠で、中に石を詰めて
河岸などに積んでいました。
松下定男さんの風車は、昔ながらの手作り。
風車の羽根の大きさを変えて大・中・小の三段から五段、
多いものでは九段に重ねたものもあります。
「編む」という作業がまったくダメな私には、難易度高そうですけど
残念ながら10年ほど前に松下さんは他界されましたが、
現在でも、浜北地区などを中心に、
公共施設を中心に風車の手作り教室が行われているそうです。
私も、この風車ははじめて見たような気がしません。
わが家にも昔あったと思います。
郷土玩具だったというのは初めて知りました。
立体書画工芸と同様に、
地元生まれの工芸を後の世代に継いでいってほしいと思います。
教室に、この風車を展示しています。
立体書画工芸展についての記事は
こちら
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